緩消法とは
解説動画

緩消法®(かんしょうほう)とは

緩消法は手技療法であり、2007年に開発された新しい筋弛緩法です。


特徴として、筋弛緩する際、侵襲性が無く筋損傷が伴わない(※1)まま、筋を限りなく無緊張状態にでき、技術習得が容易で再現性が高いことです。

緩消法にて筋弛緩すると、「限りなく無緊張状態」と表現できるほど筋は軟らかくなります。
(※右の写真は腰部)

「筋を限りなく無緊張状態」とは、筋緊張低下と広義では同じであり、「筋がマシュマロのように柔らかい」などと表現されることもあります

ロッキーマウンテンマシュマロ 横置き
ティッシュペーパーを挟み  硬度33

緩消法施術後の筋  筋硬度16

ロッキーマウンテンマシュマロ 横置き
ティッシュペーパーを挟み  硬度33

緩消法施術後の筋  筋硬度16

緩消法施術後は、マシュマロの約1/2の硬度(20未満)となることが、硬度計から見てもわかります。

腰部に疼痛を訴える患者では筋硬度50以上のことが多いため、確実に痛みを消すことができる筋弛緩法と考えられます。詳細は、『筋弛緩と緩消法』にて記載

緩消法で筋弛緩を行った際には、筋力の低下を起こさないことを、第66回日本体力医学会で発表しており、アスリートのパフォーマンス向上には最適といえます。

筋を限りなく無緊張状態にすることで、筋緊張や筋硬直によって生じる慢性疼痛をはじめ、筋緊張や筋硬直による血行不良や神経障害、また筋ホルモン分泌の低下によって生じた疾患の改善が見込めます。

緩消法で筋弛緩を行った際には、筋力の低下を起こさないことを、第66回日本体力医学会で発表しており、アスリートのパフォーマンス向上には最適といえます。

筋を限りなく無緊張状態にすることで、筋緊張や筋硬直によって生じる慢性疼痛をはじめ、筋緊張や筋硬直による血行不良や神経障害、また筋ホルモン分泌の低下によって生じた疾患の改善が見込めます。

(一社)日本健康機構 代表理事
東京 痛みの専門院 総院長
筋生理学者 ・ physical therapist

緩消法®は、2007年5月16日に、筋生理学者である坂戸孝志(※2)により開発されました。

緩消法は、間質(※3)(Fascia:ファシア(※4)含む))のゲル化(※5))をゾル化(※6)させるために開発された手技療法です。

緩消法は、2007年5月16日に、筋生理学者である
坂戸孝志(※2)により開発されました。

緩消法は、間質(※3)(Fascia:ファシア(※4)含む))のゲル化(※5))組織をゾル化(※6)させるために開発された手技療法です。

(一社)日本健康機構 代表理事
東京 痛みの専門院 総院長
筋生理学者 ・ physical therapist

緩消法の基本的な方法として、

「緊張した筋に先端が球状の物体(手指で良い)を約1㎠の範囲で筋線維に直角に、約500gfの圧力で押し当てたまま、筋を伸縮させ筋を弛緩させる」手技療法で、米国で特許を取得済み(※7)です。

施術者が、静止状態の筋にアプローチするマッサージのような方法ではなく、伸縮している筋にアプローチする方法です。

 

この動作により、筋線維にアンバランスな動きをさせ、間質(Fascia:ファシア)のゲル化をゾル化させ、筋を限りなく無緊張状態にすることを実現させています。

近年、間質の一部である筋膜に関する研究報告が増え、非常に嬉しいことです。

筋膜に関する理論の一つに、「アナトミートレイン(Anatomy Trains)(※8)」があります。

筋膜と筋膜は連結しており、筋膜が連続した「ライン」として身体全体を形成していると考えています。そのため、一部の筋膜や筋に発生する異常やトラブルは、関連する「ライン」を通じて遠隔部にも影響を及ぼす可能性があると考えられています。

( source:アナトミー・トレイン第4版2022,80,100)

そして、「アナトミートレイン」のような筋膜に関する理論を参考に、ハイドロリリース(※9)や筋膜リリース(※10)と呼ばれる施術も増えており、筋と痛みの関係を訴える医療関係者が増えたことは嬉しい限りです。

ハイドロリリースや筋膜リリースは、ファシアの一部である主に筋外膜(※11)が存在するような大きな腔にアプローチし動きの改善を目的として行い、筋周膜まで影響し改善できる可能性があるとされています。

ハイドロリリース(source:2021年1月27日放送 NHK 「あさイチ」の映像一部)

対して、緩消法は間質(ファシア全体である筋外膜、筋周膜、筋内膜含む)の動きを改善でき、さらには間質のゲル化をゾル化させることにより、筋を限りなく無緊張状態にすることを実現させています。

( source:プロメテウス解剖学アトラス第2版2013,56 改変)




間質にあるゲル化物質をゾル化させることができるため、筋に限らず皮下組織(皮下脂肪部)が硬化している場合でも、限りなく無緊張状態にできることも特徴です

( source:グレイ解剖学原著第2版2013,278 改変 )

そのため、体表から深層の筋まで緩消法にて弛緩できるため、「限りなく無緊張状態」と表現できるほど皮下組織や筋は軟らかくなります。

筋が痛みや病気に大きく関係していることが明らかである今日、根本的な痛みや病気の改善に緩消法を取り入れていただき、一人でも多くの患者さんを一緒に救っていきましょう。

(*1) Hirozumi sakaguchi et al, The effect of Kanshoho on the low back pain (lumbago) Japanese Journal of Integrative Medicine, 2012, 5(1),62-67.
報告の臨床試験時、ミオグロビンが検出限界以下である者が散見されたこと、および検出限界以上の者も施術による大幅な変動は認められなかった。
(ミオグロビン検出基準値:70ng/mL未満(平成29年10月3日より)
(*2) 坂戸孝志公式サイト https://www.471203.com
(*3) 間質とは、全身の組織と組織の間の液体で満たされた空間をさす、組織間隙のこと。詳細は『間質とファシア(Fascia)』に記載
(*4) Fascia:ファシアとは、「間質に存在する機械的刺激に応答できる機能を含む組織」である。詳細は間質とファシア(Fascia)』に記載

(*5) ゲルとはゼリー状のことであり、ゲル化物質とは、間質内にある線維状のタンパク質で、コラーゲン、レチクリン、プロテオグリカン、フィブロネクチン、ラミニンなどのゼリー状の物質
(*6) ゾル化とは、ゲル状物質が液状になること
(*7) 米国特許検索  espacenetサイト    米国特許庁
(*8) 「アナトミートレイン」とは、トーマス・ワイヤーズ氏が提唱した筋骨格系の理論で、身体の筋や筋膜の連続性により、身体全体を形成している考え
(*9) ハイドロリリースとは、間質の一部である筋外膜や神経周辺に生理食塩水・低濃度の麻酔剤・ヒアルロン酸等の液体を注射する行為
(*10) 筋膜リリースとは、間質の一部である筋外膜に滑りを改善させる行為
(*11) 筋外膜とは、筋の外周を包み込む膜。詳細は、『ファシア(Fascia)と緩消法』に記載

(*1) Hirozumi sakaguchi et al, The effect of Kanshoho on the low back pain (lumbago) Japanese Journal of Integrative Medicine, 2012, 5(1),62-67.
報告の臨床試験時、ミオグロビンが検出限界以下である者が散見されたこと、および検出限界以上の者も施術による大幅な変動は認められなかった。
(ミオグロビン検出基準値:70ng/mL未満(平成29年10月3日より)

(*2) 坂戸孝志公式サイト https://www.471203.com
(*3) 間質とは、全身の組織と組織の間の液体で満たされた空間をさす、組織間隙のこと。詳細は『間質とファシア(Fascia)』に記載
(*4) Fascia:ファシアとは、「間質に存在する機械的刺激に応答できる機能を含む組織」である。詳細は間質とファシア(Fascia)』に記載
(*5) ゲルとはゼリー状のことであり、ゲル化物質とは、間質内にある線維状のタンパク質で、コラーゲン、レチクリン、プロテオグリカン、フィブロネクチン、ラミニンなどのゼリー状の物質
(*6) ゾル化とは、ゲル状物質が液状になること
(*7) 米国特許検索  espacenetサイト    米国特許庁
(*8) 「アナトミートレイン」とは、トーマス・ワイヤーズ氏が提唱した筋骨格系の理論で、身体の筋肉や筋膜の連続性により、身体全体を形成している考え
(*9) ハイドロリリースとは、間質の一部である筋外膜や神経周辺に生理食塩水・低濃度の麻酔剤・ヒアルロン酸等の液体を注射する行為
(*10) 筋膜リリースとは、間質の一部である筋外膜に滑りを改善させる行為
(*11) 筋外膜とは、筋の外周を包み込む膜。詳細は、『ファシア(Fascia)と緩消法』に記載

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