研究の全体像
研究を、3つの窓から見る
- 01組織の力学的応答
筋硬度・剪断波速度など、局所で何が変わるか。
- 02血液・代謝物の応答
採血した試料から、短時間の生体反応を調べる。
- 03症状・機能の経過
痛み、可動域、生活への影響がどう推移するか。
7つの研究テーマを、1テーマ1ページにまとめています。同じ研究に関する論文と学会発表は、同じページに掲載しています。
押圧条件と腰部の筋硬度
力の大きさと接触径を変え、腰部の筋硬度を比較した実験。
側腹壁の層別SWEと血中指標
4.9 Nと0.49 Nを比較。層別の剪断波速度を直後・15分後に測定。学会で報告した範囲を掲載。
血中メタボロームの変化
血中580成分の短時間の応答を探索。条件内の変化と条件間差を区別。
慢性頸椎捻挫後遺症の追跡
単回介入後の疼痛・機能・可動域を追跡。6か月時点は9例。
腰痛と筋硬度の施術前後評価
腰部への10分間の介入前後に筋硬度と自覚症状を評価。
線維筋痛症の臨床経過
強い疼痛を伴う患者における、低負荷の手技導入と臨床経過。
Long COVID/ME/CFSの臨床経過
公表1例と、その症例を含む2例の学会抄録(ICPM 2026)を紹介。
研究デザインに応じて読む
| デザイン | 主に答えられる問い | 次に広がる研究テーマ |
|---|---|---|
| 健常成人を対象とした条件比較 | 指定した負荷条件で、測定値がどのように変わるか | 患者への適用、症状との関連、長期的な持続 |
| 無作為化クロスオーバー | 同一参加者で介入と対照の応答が異なるか | 盲検化の精度、効果の持続、期間・順序効果、対象人数の拡大 |
| 単群の前後比較・追跡 | 介入後にどのような経過が観察されたか | 自然経過、期待、併用治療も記録した比較研究による介入の寄与の評価 |
| 症例報告・症例集積 | 具体的な臨床経過と、新たに検証すべき問い | 効果の頻度、一般化可能性、因果関係 |
研究成果を、方法とともに読む
押圧条件の比較研究では筋硬度を、側腹壁研究では組織層ごとの剪断波速度を評価しています。臨床研究では、疼痛、機能、疲労などの経過を追跡しています。
血液・代謝物の研究は、介入前後の変化と対照条件との差を示しています。各ページから、解析対象数、測定時点、統計解析、原資料へ進めます。
写真と生理指標から、研究を読み解く
筋硬度計とマシュマロの比較 →
施術後の腰部、身近な物体、腰部を挟む写真。数値と実演を測定条件とともに見る。
ファシアと間質を詳しく知る →
組織の連続性、滑走、ヒアルロン酸、間質液。局所の変化をどう検証するか。
血液・ホルモン・自律神経 →
初期研究の血液検査とサイト補足データを、公表区分に沿って整理。
21成分から考える可能性 →
全成分の方向と時点、条件間比較、検証につながる問い。
原資料
- 杉本 諭ほか.緩消法が腰部の筋緊張に与える影響.基礎理学療法学.2025;28(1):32–38.DOI: 10.24780/jjptf.JJPTF_2023-17
- 坂口廣純ほか.筋緩消法が腰背部筋緊張および腰痛に及ぼす影響.日本統合医療学会誌.2012;5(1):62–67(PDF)
- Amitani H, et al. 線維筋痛症の症例報告.Medicine. 2024;103(16):e37929.DOI: 10.1097/MD.0000000000037929
- Amitani H, Sakato T, Asakawa A. Long COVID/ME/CFSの症例報告.Explore. 2026;22(3):103374.DOI: 10.1016/j.explore.2026.103374
- 坂戸孝志・中島 温.微弱圧筋弛緩手技「緩消法」が誘導する血中メタボロームの迅速変動.第34回日本病態生理学会大会(2025年・発表資料PDF)
- 研究 A(論文投稿中):側腹壁の剪断波エラストグラフィ研究(健常男性20名、無作為化クロスオーバー・パイロット研究)。試験登録 UMIN000056162。試験登録の公開情報と、第28回世界心身医学会(ICPM 2026、福岡)シンポジウム発表抄録の範囲で紹介しています。詳細は論文公表後に掲載します。
- 研究原稿 B(学会発表済み):坂戸孝志・秦祥彦・板井友亮・網谷東方.頸椎捻挫後遺症患者における緩消法の即時的および中期的効果:前向き単群パイロット研究。日本語簡易版(2026年4月23日)。関連発表:第55回日本慢性疼痛学会、第35回日本病態生理学会大会(いずれも2026年)。
- 抄録 C:Clinical improvement after low-load cervical myofascial intervention in patients with Long COVID: a case series. 第28回世界心身医学会(ICPM 2026、福岡)で発表済みのポスター抄録(2026年9月24日、P1-43)。既報1例を含む計2例の症例集積。
最終更新日:2026年9月21日