笑顔の緩消法開発者・坂戸孝志
写真:坂戸孝志

緩消法開発者

坂戸 孝志TAKASHI SAKATO

一般社団法人日本健康機構 代表理事

開発者について

2007年に緩消法を開発し、手技の普及と研究に取り組んでいます。研究では、手技の記述、方法の検討、施術を担当しています。施術の現場で生じた疑問を、組織の計測や症状の評価によって検証し、国内外の研究者と共同研究を進めています。

緩消法研究 / KANSHOHO

弱い力の手技で、身体がどう反応するかを研究しています

緩消法は、約5.0 N(500 gf)を目安とする局所への穏やかな押圧と、本人の小さな能動運動を組み合わせる手技です。組織の力学的変化、血中指標、臨床症状の経過を測定し、身体の反応を研究しています。[1][A]

公表論文短報 · 2025

押す力と接触面の大きさによる筋硬度の違い

腰部への押圧と小さな体幹側屈運動

対象
健常成人 39名
介入時間
5分間
力の比較

500 gf・750 gf条件では、250 gf条件と比べて筋硬度の前後比が低くなりました。

接触径の比較

1 cm・2 cm条件では、3 cm条件と比べて筋硬度の前後比が低くなりました。

原資料:杉本 諭ほか.基礎理学療法学.2025;28(1):32–38
※原著では力の条件をg(グラム)で表記しています。本サイトではgf(グラム重)で表記しています。
研究の方法と結果 →
椅子に座った人の腰部に、衣服の上から手を当てる実技の写真
腰部への接触位置を確認する実技の場面。写真:日本健康機構・認定コース

THE METHOD IN PRACTICE

実技の様子

接触する位置は写真で、動きは動画でご確認いただけます。研究では、これに加えて力・時間・測定条件を記録しています。

写真で見る緩消法 →

RESEARCH AREAS

研究の3つの領域

各研究の結果は、その研究の条件とあわせて掲載しています。

SELECTED RESEARCH

主な研究

各研究の対象者・研究デザイン・観察期間を併記しています。

01
力学的応答論文投稿中

側腹壁の層別評価:剪断波エラストグラフィ(SWE)でみた施術直後の変化

無作為化クロスオーバー・パイロット研究

20名健常男性

同じ参加者に、側腹壁へ約5.0 N(500 gf)で10分間行う緩消法介入と、動作をそろえた約0.5 N(50 gf)の対照介入を、7日の間隔をあけて実施しました。対照条件と比べて剪断波速度が大きく低下し、最も大きな変化は外腹斜筋と内腹斜筋の間の深部筋・筋膜境界部でみられました。

比較条件
約5.0 N(500 gf)/ 約0.5 N(50 gf)
評価時点
施術直後・15分後
研究登録
UMIN000056162

詳細な数値・統計解析・図表は、論文の公表後に掲載します。

資料の情報 研究の詳細 →
02
臨床評価学会発表済み・未発表原稿

慢性頸椎捻挫後遺症:1回の施術後6か月の経過

前向き単群パイロット研究

10例追跡完了 9例

受傷から6か月以上頸部痛が続く10例に緩消法を1回行い、痛み・機能・可動域を評価しました。施術直後、最も痛む角度での痛み(VAS)の変化量は中央値で−33 mmでした。9例が6か月の追跡を完了しました。

介入
1回・最大20分
追跡期間
6か月
研究登録
jRCT1070250094

単群のパイロット研究のため、自然経過や併用治療の影響を区別できていません。今後は、これらも記録する多施設の比較試験を計画しており、参加施設を募集しています。

資料の情報 研究の詳細 →
03
生体反応学会発表

血中メタボローム:施術後の短時間の変動

無作為化クロスオーバー研究

9名解析対象

腰痛のある成人9名を対象に、施術前と施術10分後・30分後の血中代謝物を測定しました。一部の代謝物で施術前からの変化がみられました。対照条件との差も含めて、変化の意味を検討している探索的研究です。

評価時点
施術前・10分後・30分後
発表
2025年 日本病態生理学会
研究登録
UMIN000049180
学会発表資料(PDF) 研究の詳細 →

各研究には、公表論文・論文投稿中・学会発表・未発表原稿の区分を表示しています。

7つの研究テーマ一覧 →

FROM MEASUREMENT TO MECHANISM

測定と作用機序の研究

施術後の腰部に筋硬度計を当てて測定する写真

施術後の腰部の測定例。写真と測定条件は詳細ページに掲載しています。

筋硬度計・マシュマロ・腰部の写真 →

METHOD & ASSESSMENT

手技と測定条件の記録

力の大きさ、接触部位、本人の運動、時間など、手技と測定の条件を具体的に記録して公開しています。

押圧条件を検討した論文
押圧の測定機器と、大きさの異なる接触先端を並べた写真
力の大きさと接触径を確認する測定機器と接触先端。研究ごとの負荷・姿勢・動作は「手技と評価方法」のページに掲載しています。写真:日本健康機構
01

介入の条件

部位・姿勢・力・接触径・本人の運動・実施時間

02

測定と比較

測定部位・評価時点・比較条件・主要/副次評価

03

研究の透明性

対象者・倫理審査・研究登録・資金源・利益相反

手技と評価方法の詳細 →

OPEN QUESTIONS

未解明の課題

局所の力学的変化、血中指標、臨床症状がどのように関係しているのかは、まだわかっていません。それぞれの観察をもとに、作用機序を検証する研究を計画しています。

異なる施設・施術者での再現組織の変化の持続時間症状・身体機能との関係
作用機序と研究仮説 →

「研究構想」と記した部分は今後検証する仮説であり、実証された結果ではありません。研究結果は、対象・方法・原資料とあわせて掲載しています。

2026
症例報告 / Explore

Long COVID/ME/CFSの臨床経過

Amitani H, Sakato T, Asakawa A. · DOI: 10.1016/j.explore.2026.103374

2025
短報 / 基礎理学療法学

緩消法が腰部の筋緊張に与える影響

杉本 諭ほか · DOI: 10.24780/jjptf.JJPTF_2023-17

2025
ナラティブレビュー / Cureus

緩消法と従来の徒手療法に関する文献レビュー

Sakato T, Amitani H. · DOI: 10.7759/cureus.89646

2024
症例報告 / Medicine

重症線維筋痛症の臨床経過

Amitani H, et al. · DOI: 10.1097/MD.0000000000037929

紹介している研究の資料について

[A] 側腹壁の層別SWEと血中指標(論文投稿中)

試験登録:UMIN000056162「腹斜筋群弛緩によるマイオカイン動態の解析」。関連発表:第28回世界心身医学会(ICPM 2026、福岡)シンポジウム(DSY11-2、2026年9月25日)。

現在、論文投稿中です。本サイトでは、試験登録の公開情報と学会発表抄録の範囲で概要を紹介しています。

試験登録 ↗ / ICPM 2026プログラム ↗

[B] 慢性頸椎捻挫後遺症の前向き研究

「頸椎捻挫後遺症患者における緩消法の即時的および中期的効果:前向き単群パイロット研究」(仮題)

未発表原稿(日本語簡易版、2026年4月23日時点)と学会発表に基づく概要です。関連発表:第55回日本慢性疼痛学会、第35回日本病態生理学会大会(いずれも2026年)。

RESEARCH COLLABORATION

共同研究の募集

再現研究、組織の反応の機序研究、対照群を置いた臨床研究について、国内外の研究者からのご提案を歓迎します。測定方法の検討や研究計画の段階からご相談いただけます。研究計画と予算の協議に基づき、研究費を提供することも可能です。

共同研究のご相談 共同研究のテーマと相談方法をご案内しています

LEARN KANSHOHO

緩消法を学ぶ

接触する位置、力の目安、身体の動かし方は、動画と実技講習で学べます。無料動画、ベーシック、登録施術者、認定コースの内容は、以下のページでご案内しています。

動画・ベーシック・登録施術者・認定コース →

WATCH & LEARN

動画

開発者による解説動画と、無料動画のご案内です。

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