緩消法研究 / KANSHOHO

小さな力から、
組織と身体の
応答を探る。

低負荷の徒手介入を、
基礎と臨床の両面から。

緩消法は、約5.0 N(500 gf)を目安とする局所への穏やかな力と、本人の小さな能動運動を組み合わせる手技です。組織の力学的変化、血中指標、臨床症状の経過を通じて、身体の応答を研究しています。[1][A]

公表論文短報 · 2025

負荷と接触径で、
筋硬度の応答を比較。

腰部への押圧と、小さな体幹側屈運動

対象
健常成人 39
介入時間
5分間
力の比較

500・750 g条件は、250 g条件より筋硬度の前後比が低下。

接触径の比較

1・2 cm条件は、3 cm条件より筋硬度の前後比が低下。

原資料:杉本 諭ほか.基礎理学療法学.2025;28(1):32–38。力の条件は原著の表記です。
研究の方法と結果を読む →
椅子に座った人の腰部に、衣服の上から手を当てる実技の写真
腰部への接触位置を確認する実技の場面。写真:日本健康機構・認定コース

THE METHOD IN PRACTICE

手の接触と、
身体の小さな動き。

写真で接触する位置を確かめ、動画で動きを見る。研究資料では、そこに力・時間・測定条件を重ねて読みます。

写真から緩消法を知る →

RESEARCH AREAS

3つの領域から、理解を深める。

測定された変化と臨床での観察を、
それぞれの研究条件から読み解きます。

SELECTED RESEARCH

主な研究

対象者、研究デザイン、観察期間。
結果を理解するための条件を、明確に。

01
力学的応答論文投稿中

側腹壁の層別評価:
SWEで捉えた急性の変化

無作為化クロスオーバー・パイロット研究

20健常男性

同じ参加者に、側腹壁への10分間の4.9 N緩消法介入と、動作を一致させた0.49 Nの対照介入を、7日間の間隔で実施しました。介入特異的な剪断波速度の低下を認め、最も大きな変化は外腹斜筋と内腹斜筋の間の深部筋・筋膜境界部でみられました。現在、論文投稿中のため、学会で報告した範囲を掲載しています。

比較条件
4.9 N / 0.49 N
評価時点
施術直後・15分後
研究登録
UMIN000056162

健常男性20名を対象に、側腹壁の層ごとの力学的応答を調べた研究です。現在は試験登録と学会発表抄録の範囲で概要を紹介しています。研究の詳細な数値・統計解析・図表は、論文公表後に掲載します。 研究の概要と公表状況を見る →

原資料の情報 研究の方法・結果・今後の展望を詳しく読む →
02
臨床評価学会発表済み・研究原稿

慢性頸椎捻挫後遺症:
単回介入後の6か月の経過

前向き単群パイロット研究

10追跡完了 9例

受傷から6か月以上、頸部痛が続く10例に単回の緩消法施術を行い、痛み・機能・可動域を評価しました。施術直後の最大疼痛角度における痛みVASの変化量の中央値は−33 mmでした。9例が6か月の追跡を完了しました。

介入
単回・最大20分
追跡期間
6か月
研究登録
jRCT1070250094

単群の予備的研究で得られた改善経過は、次の比較試験を設計する手がかりです。自然経過や併用治療も記録しながら、介入の寄与と持続性をさらに詳しく評価する研究につながります。

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03
生体反応学会発表

血中メタボローム:
施術後の短時間の変動を探索

無作為化クロスオーバー研究

9解析対象

腰痛を有する成人9名を解析対象として、施術前と10分・30分後の血中代謝物を測定しました。一部の代謝物で施術前からの変化が報告されています。比較条件との差を踏まえ、変化の機能的意味を検討する探索的研究です。

評価時点
施術前・10分・30分後
発表
2025年 日本病態生理学会
研究登録
UMIN000049180
学会発表資料を読む 研究の方法・結果・今後の展望を詳しく読む →

各項目に、公表論文・論文投稿中・学会発表・研究原稿の区分を表示しています。研究の歩みと資料の公表状況を、原資料とともにご覧いただけます。

7つの研究テーマを一覧で見る →

FROM MEASUREMENT TO MECHANISM

柔らかさを測る。
身体の応答を探る。

施術後の腰部に筋硬度計を当てて測定する写真

施術後の腰部の測定例。写真・測定条件は詳細ページへ。

筋硬度計・マシュマロ・腰部の写真を見る →

METHOD & ASSESSMENT

再現できる記述から、
比較できる研究へ。

力の大きさ、接触部位、本人の運動、時間。手技と測定の条件を具体的に示すことを重視しています。

押圧条件を検討した論文
押圧の測定機器と、大きさの異なる接触先端を並べた写真
力の大きさと接触径を確認する測定機器・接触先端。研究ごとの負荷・姿勢・動作は、手技と評価方法のページで確認できます。写真:日本健康機構
01

介入の条件

部位・姿勢・力・接触径・本人の運動・実施時間

02

測定と比較

測定部位・評価時点・比較条件・主要/副次評価

03

研究の透明性

対象者・倫理審査・研究登録・資金源・利益相反

手技と評価方法の詳細 →

OPEN QUESTIONS

観察された変化は、
どのように結びつくのか。

局所の力学的変化、血中指標、臨床症状。
それぞれの観察から、作用機序を検証する問いを立てます。

異なる施設・施術者での再現組織応答の持続時間症状・身体機能との関係
作用機序と研究仮説を読む →

「研究構想」は今後の検証に向けた仮説・検討課題を示し、推論に基づいています。研究結果は、対象・方法・原資料とともに示しています。

2026
症例報告 / Explore

Long COVID/ME/CFSの症状経過

Amitani H, Sakato T, Asakawa A. · DOI: 10.1016/j.explore.2026.103374

2025
短報 / 基礎理学療法学

緩消法が腰部の筋緊張に与える影響

杉本 諭ほか · DOI: 10.24780/jjptf.JJPTF_2023-17

2025
ナラティブレビュー / Cureus

緩消法と従来の徒手療法に関する文献レビュー

Sakato T, Amitani H. · DOI: 10.7759/cureus.89646

2024
症例報告 / Medicine

重症線維筋痛症の臨床経過

Amitani H, et al. · DOI: 10.1097/MD.0000000000037929

紹介している研究の資料区分について

[A] 側腹壁の層別SWEと血中指標(論文投稿中)

試験登録:UMIN000056162「腹斜筋群弛緩によるマイオカイン動態の解析」。関連発表:第28回世界心身医学会(ICPM 2026、福岡)シンポジウム。 2026年9月25日発表済み(DSY11-2)。

現在、論文投稿中です。本サイトでは、試験登録の公開情報と学会発表抄録の範囲で概要を紹介し、詳細は論文公表後に掲載します。

[B] 慢性頸椎捻挫後遺症の前向き研究

頸椎捻挫後遺症患者における緩消法の即時的および中期的効果:前向き単群パイロット研究。

研究原稿B(日本語簡易版 2026年4月23日)と学会発表に基づく概要です。関連発表:第55回日本慢性疼痛学会、第35回日本病態生理学会大会(いずれも2026年)。

RESEARCH COLLABORATION

次の問いを、
共に研究する。

再現研究、組織応答の機序研究、比較対照を設けた臨床研究。国内外の研究者との対話を歓迎します。

測定方法の検討や研究計画の相談を通じて、緩消法に関する理解を共に深めていきたいと考えています。

共同研究について相談する 共同研究のテーマ・相談方法をご案内します

LEARN KANSHOHO

緩消法を、実技と研究から学ぶ。

接触する位置、力の目安、身体の小さな動き。動画から実技へ、実技で生まれた問いから研究へ。目的に合わせて学びを進められるよう、講習への入口をまとめました。

動画・ベーシック・登録施術者・認定コースを見る →

WATCH & LEARN

映像から、緩消法を知る。

開発者による解説と無料動画のご案内。
手技の理解を深める入口としてご覧ください。

映像・講習の案内:緩消法を学ぶ。研究方法と結果は、各研究ページと原資料をご参照ください。

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